TVの中の巨人軍

巨人を愛して45年

勝敗を分けた4番の打席

 

8/5(水)巨人4-1阪神

 

まず驚いたのが、1番若林の起用。

相手が藤浪なので、レフト亀井か重信、ライトパーラで速球系に強い打者を並べるのではないかと思っていた。しかしスタメンはレフトウィーラー、ライト若林、亀井かもと思っていたファーストには、大城が入っていた。もしかしたら、パーラは体調的にイマイチなのかもしれない。

狙いは若林の選球眼で、藤浪から四球を取ろうということかもしれない。この起用が吉と出るか凶と出るか。

 

藤浪は外に抜ける球はあるものの、今日はわりとまとまっていて、1、2回はつけいる隙もなかった。対する戸郷も初回ちょっと苦労したものの、藤浪に負けていない。

 

そして3回表、吉川が四球で歩く。炭谷は打てそうもなく予想通り三振、ここで戸郷。

藤浪の150kmの荒れ球にもびびらずナイスバントで吉川を2塁に進める。そしてここで若林。外の変化球だった。変化球といっても藤浪の場合、145kmくらいの変化球なので易しい球ではなかったが、コンパクトなスイングでショートの頭を越えるチーム初ヒット!一番起用にここで応えた!ちょっぴり、去年の好調だった頃の若林を思い出すようなヒットだった。

 

阪神は4回、サンズを迎えて戸郷が制球を乱し、無死1・2塁のチャンスをつかむ。ここで4番の大山。一発が出そうな匂いがプンプンしてた。両投手の出来から見て、ここで同点ないし逆転打が出れば試合の流れは一気に阪神だろうって感じだった。3球目と5球目の際どい内角球をボールと判定され、炭谷は外のスライダーを要求。大山も外を待っていただろう。だが抜けたスライダーは真ん中高めへ。絶好のホームランボール!だが、外を待っていた大山はこれを打ち損じセンターフライ。続くボーアのゲッツーは付け足し。大山への6球目が試合の流れを巨人へと導いた。

 

6回、安牌のはずの戸郷のピッチャーゴロを藤浪が処理し損なって、無死1塁。ここでさっきタイムリーの若林。予想通り原監督は送りバントのサインを出すが、2球ファウル。もう若林は去年終盤の弱気そうな若林になっていた。案の定三振で坂本を迎える。

坂本を迎えた時、アナウンサーが「こういう場面で集中力を発揮する坂本です」って言ってたが、この時の坂本はやはりそういうオーラをまとっていた。狙い撃ちのようなライト前でチャンスを作る。

続く丸のいい当たりはフェンスまで届かず二死1・3塁。ここで岡本だ。

初球、キャッチャーの要求通り、外の真っ直ぐ。岡本は逆わらずに右へ打ち返す。フェンス直撃のツーベース。2者が帰ってきて3-0、続く大城の当たり損ねはレフトのサンズがやや突っ込み損ねて4点目、大勢は決した。

 

キャッチャーの要求通り投げられなかった戸郷、打ち損ねた大山。キャッチャーの要求通り投げた藤浪、打ち返した岡本。

全く逆の点差になってもおかしくなかった。これも運である。

 

そんなことを考えていたら、8回の裏に大山に挽回のチャンスが回ってきた。1点返した後、サンズがまたよく選んで満塁。ここで大山。ピッチャーは大竹だ。

初球のインコースを見逃して次は外にスライダー、大山だって十分予想していたはずだ。おまけにまた高めに抜けた甘い球だった。しかし、幸運の女神はまたしても大山には微笑まなかった。

 

4対1・・・4番の差が得点差に表れた。もっと言えば、勝負度胸の差とでもいったところが今日の勝敗を分けたような気がする。

 

菅野、戸郷で阪神に連勝。2位のヤクルトが落ちてDeNAと5ゲーム差で明日の第3戦を迎える。阪神は高橋遙人、巨人は阪神キラーのメルセデスだ。岡本ばかりに頼り切りの巨人は、今日働けなかった丸に明日こそ働いてほしいが、明日の高橋は打てないだろうなあ・・・やっぱ、岡本と北村頼みかなあ・・・と思う。高橋遙人対巨人打線ってのが明日の見どころかな?

 

明日の予想オーダー

1北村2丸3坂本4岡本5ウィーラー6中島7陽(もしかして若林?)8大城9メルセデス

サンズは手強い、大山とボーアは眠らせとけ、近本は外でカウント稼いで落ちる球で勝負、梅野が伏兵になりそう、大城一人くらい刺してくれー!

明日も楽しみ^^